ぶれいはおっさんのとっけん [雑記]
いかにもフリー慣れしたおっさん。
「くちしゃみせん」もはげしく
リーチをかけたあとも、おびえながら牌を切る。
振り込むと、「ついてない」
なんというか、ああ、きっと、
そういう人生なんだろうな、と思わせる哀愁が漂っている。
そんなおっさんと打つことは、慣れているので、どうということはない。
世の中、そんなおっさんばかりだ。
年を重ねたなら偉くなる、と勘違いしているから
麻雀も長い経験があれば、偉いんだよー
と、圧倒的に勘違いしている。
そんななか、フリー初経験という若者が同卓することとなる。
ドラの開示もおぼつかない若者ではあるけれど
麻雀はしっかりしていて、好感が持てる。
点数計算はできない。
おそらく、ネット麻雀の経験者だろう。
青年がリーチを打って、場に1枚切れの⑥をツモリ、3000、6000
おっさんが、手の内の牌をいきなりさらす。
「ああ、ここにアンコウなのに、そんな牌ツモるなんて
ついてるな~こりゃ、(自分は)今日はだめだ。」
青年がおっさんの⑤手出しリーチに、ドラの①
その打牌に、侮蔑の失笑。
「ドラなんか、切って、 ああ、ひどいわ」
このおっさん、自分が③⑤のシャンテンに、②を待っての打⑤なんてしないだろうし、
おっさんが②③のターツを構成するための②は、私の手の内にある。
ハイセンスなしゃみせんだ。
要するに、心がよわむしくんだから、
たくさんの軽い言葉で、自分を守る。
自分より若い者を叩くことで、自分を守る。
こういう弱虫なおっさんは、実は雀荘に多く生息していて
若者のフリー離れに大きく貢献してくださっている。
面倒だから、関わり合いになりたくないけれど、
若者があまりにも気の毒だから、
「あまり、他人の打牌のことは言わないほうがよいと思いますよ。」
と、私が最高に不出来な笑顔でおっさん語り掛けると、
おっさんは、
「そうですね、へたくそ相手じゃしょうがないですよね。」
という表情を私に向けた。
いや、そうじゃないんですけど・・・・
あなたの麻雀のほうが、自己中心的で目が腐るんですけど・・・
そう思ったけど、めんどくさいんで、放置した。
こういうのは、店の仕事だ。
こういうおっさんたちのせいで、若者が麻雀に近づけない。
誰にだって、はじめて、の時はあるだろうに・・・
だから、ということで、始めたつかさ会。
会では、「麻雀を教わりに来ている数名を除いて」
質問を受けない限り、他人の打牌について、干渉はしない。
それは、決め事ではなく、みな麻雀が好きだから
当たり前にそれは、標準装備だ。
みな、それぞれ事情があるわけだから。
結局、青年がトップ。
おっさんは、
「ああ、今日はついてない。」
とぼやきながら、消えていった。
きっと、全ての人生の事柄が、他人のせいなんだろうな、
と思わせる最高にダサイ姿だった。
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つかさ会はただ今会員募集中
posted by ゆうゆう at 2016-06-25 12:55
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https://youtu.be/vntPxl_7MsY
お初お目にかかります。
そういう雀士にはこの動画をみせてあげたいです。
by 風光の旅人 (2016-06-26 20:33)
風光の旅人様、ありがとうございます。
勉強になります。
by ゆうゆう (2016-06-26 22:37)