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ぶんぶん丸


ぶん、ぶん!


左右に開いた羽が、パチンコの玉を拾う。


パチンコ台 ブンブン丸。


この台の名前にあやかって


麻雀でブンブン全ツする人のことを


「ブンブン丸」と呼んでいた。


「ブンブン丸」は基本ゼンツ。


リャンシャンテンでも押してくる。


赤あり、祝儀ありの賭け麻雀では、


振り込めばお金の支払いで責任がとれるから


「ブンブン丸」はATM。


場を荒らすかわりにお金を払ってくれる。


「ブンブン丸」はゼンツ麻雀を楽しんで


お金を払っても、それで満足。


同卓者は、「ブンブン丸」の落としたお金で


まあ、溜飲が下がる。


だが、しかし、ノーレートではどうだろうか?


振り込んでも金銭的な痛みのない麻雀。


自分の都合で手牌進行をごり押しできる。


それが、許される麻雀。


トップをとっても1銭にもならない。


なら、好き放題打ったほうがストレスがなくていい。


それは、確かにノーレートならではの楽しみなのかもなのかもしれない。


でもね、それは、ひとりで打つ麻雀。


麻雀は4人で打っている。


考えて欲しいのは、「大切にできているか」ということ。


麻雀を、「同卓している人の気持ちや時間を、大切にできているか」、ということ。


あなたが、自分の都合だけで切っている牌を


他の誰かは、涙を飲んで止めているかもしれない。


あなたの打牌で誰かが傷ついているかも知れない、ということ。


そういう風に考えることができれば、


きっと麻雀の世界は優しく広がる。


ノーレートは制約がない。


それは違う。


ノーレートこそ、とてつもない責任が伴う。


だってそうでしょ。


お金で責任が取れないのだから。


自分勝手な麻雀を打ち続けて、お金を失わなかったとしても


「この人とは、打ちたくない」


そう思われてしまったなら、麻雀は本当におしまいだから。


お金などとは比べ物にならない「大切なもの」をうしなってしまっている。


麻雀は、愛されてはじめて価値がある。


これは、自戒の念も込めて、わたしが現在一番感じていることだ。




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