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悪夢

チーム戦。


仲間と力をあわせて勝ち取ったポイント。


決して軽くはない。


その半荘を乗り切れば優勝という


そういう状況。


オーラス。1本場。


私は、68000点のトップ北家。


ここまで、トータル2位につけている


東家親番は32000点。


南家、西家は目無し。


私が和了をすれば、我々が優勝だ。


ドラは2ソウ。


下家の捨て牌4巡目にドラの2ソウ。


そのあと、7巡目に赤⑤ピンを曲げてリーチがささる。


親の手組は、早そうだ、と思ったけれど


けっこう時間がかかったな、


でも、安そうだ。


私は、役牌発を仕掛けたこの13枚



五六111123⑨⑨  ポン発発発


親リーチの一発目に、4ソウを掴み


これは47ソウに危ないな、と4ソウを手の中にいれ


1ソウを切る。


⑨は親リーチの現物だったので、


⑨を打つ選択肢もあったのだけれど、


発を仕掛けたことも、この13枚に組んでいることも


自分の手牌のなかの1ソウを安牌だ、と信じたからだ。


ロン!


え?好牌先打?そ、そんなバカな。


下家親番の村上さんから、ロンの声。


一二三①②③⑦⑧⑨⑨⑨23


リーチ1発


ジュンチャン


ピンフ


三色


ドラ1


裏・・


裏ドラの表示牌に⑧ 裏ドラは⑨・・


三倍満直


36300てん・・


チームメイトが鬼のような表情をして、


詰め寄ってきて、怒号を飛ばす。


「どうして、なんでもかんでも仕掛けるんですか?」


「なんで、親リーチに現物以外の牌を打つんですか?」


「ああ、もう、倒産だ。どうにもならない。」


ああああ。どうしてこんなことに。


「だ、だって、村上さんがドラの2ソウを・・」


しどろもどろ、言い訳をする私。


「現物以外は、どんな牌だって和了されるんですよ!


ああ、大事な最終半荘、自分が打てばよかった。


毎回、毎回、ポンチー、ポンチー、振り込みまくって!」


「もう、うちの会社は終わりですよ。あなたのせいでね!


どう責任をとってくれるんですか?ええ?!」


うあああ、ごめんなさい。


⑨を切ればよかった。


⑨を切ればよかった。


でも、もう一局、役満を直撃すれば・・


どうしよう、どうしよう。


本当にごめんなさい。


ごめんなさいいいい。


うわああああああああああ。


ここで、目が覚めた。


寝汗ぐっしょり。


朝の4時。


どうやら、Мリーグを観た後、


応援に疲れて、ねむってしまっていたようだ。


夢の設定はどうやら以下の通り。


1000万円の手形を決済できなったなら、


我々の会社がなくなる。


チーム「本厚木へっぽこズ」として


Mリーグに参戦。


優勝しないと、「株式会社へっぽこ」は倒産する。


その半荘をトップで乗り切れば


優勝というそういう状況で、


「ここは、まかせろ!」と


私がでしゃばった様子。


ああ、夢でよかった。


本当によかった。


お茶を口にして、ふと昨日の


Мリーグを振り返る。


・・・・


眠気は吹っ飛んできて、


頭はめっちゃクリアーだ。



麻雀のチーム戦って、


おそらく想像を絶するプレッシャーなんだろうな、と


あらためて、痛感した。


我々は、安全なところから、観戦して


無責任に好き勝手言っているけれど、


あの場所で、持ってる力を出せるって


きっときっと凄いことだ、と思う。


牌に恵まれなければ、どうにもならない訳だし。


だから、我々は、その選手の結果だけではなく


その内容を真剣に見つめなければならない、と思う。


どれほどの想いで紡いているのか、を。



上手くいかないときほど、


恵まれていないときほど、


その真価が問われる。


そういう場面だからこその


一流プロの選択を、


観戦することができる、ということは


実は、最高の出来事なのではないか、と思う。


毎日、本当に楽しみにしてます。


選手のみなさん、ありがとうございます。





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