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魔界の先ヅモ

サイドテーブルに、扇のように1000円札がささってる。


その1000円で、寿司とかうなぎとかたばことか  


ビールとかを好きにたのむ。


わたしは、「よろしくお願いいたします!」


と気持ちのよい挨拶をぶつける。


「やかましいのう、あいさつとかいらんのや!」 


いきなり同卓のおっさんに叱られる。 


「チー!」    


気持ちのよい発声をすると 「鬱陶しい」と舌打ち。


みな先ヅモをしているので、仕掛けが入ると


ツモが逆回転する。


先ヅモをしてすでに手の内にしまいこんでいるのだ。


「マンシュウ!」


ロンの発声もなく手牌が倒される。


とにもかくにも先ヅモがすごくて


自分がツモると、対面ももうツモっている。 


先ヅモがやむ時は、テンパイだ。  


これは、先ヅモした場合のチーポンロンは


できないルールのため。 


全員が先ヅモをしているのに


自分だけは、先ヅモしないということは


何となく大きく損をしている気持ちになる。


店員も先ヅモは注意しない。


注意するにしても 仕掛けがはいったときに


「ツモってきた牌返しなさいよ」


というくらい。

 

しまいには、「先ヅモしないやつがいるから


遅くてかなわん、と愚痴られる始末。」


先ヅモしたからって、そんなに


ゲームスピードかわらないだろうに。

 

でも、先ヅモあり、はこの店のルールなのだから


気に入らなければ、打たなければよいだけだ。

 

結局、セットが一番楽しいな。


魔界の麻雀は2 .3時間でおなかいっぱい。


麻雀は、「誰と打つか」が一番大切。   



  

  



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