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てんばっているのはひとりじゃないぜ!

学生時代。
私がノリノリでリーチをかけると、
「てんばっているのはひとりじゃないぜ!」
とのセリフとともに、追いかけリーチがかかる。

これが、私は大好きで、どうしても
このセリフを使いたくなった。
若い青年との対局で気持ちが若返っていたのかも。

希望者を集めての麻雀。
麻雀のゲーム性を破壊しないのであれば
多少のおしゃべりはおーけ!

下家は、きっとノリノリで
「いくしかなしこちゃん」。
近い未来にリーチがささることを
私のスーパーコンピューター
脳内「じゃんピューター」が予想する。

下家の河に四七ワン。
私の手牌も四七ワンテンパイ。
先制リーチを打つことで、ダマ四七を
拾いにくくすることは、ナンセンス。
下家のリーチを待ち、その現物打ちで
七ワンがダマで拾えなかった場合、
追いかけリーチをぶつける。
ダマでのかわし手を、ダマで拾えないなら
リーチをかけて本手にしてぶつける。
二段構えのさくせんだ。

下家が
「おまたせしたした!」とリーチ。
下家のリーチの巡目に
四七ワンが打たれなかったので
私は、ツモ切り追いかけリーチを敢行する。
意気揚々
おろかにも、うかつにも
自分のツモ牌をろくに確認もせず、

「てんばっているのは!」

「ひとりじゃないぜ!」

「リーチ!」

うおりゃあー

………
手の中の牌をみておったまげた。

四ワン

ツモってるやん。  
ちょ、待って、ツモ、つも。

麻雀は発声がすべて。
「リーチ!」
と発声した以上、リーチだ。
私は世界一悲しみに満ちたフリテンリーチを打つ。
「麻雀の神様」はこの手の「おふざけ」を
絶対に許さない。
案の定、下家にカンチャン7ソウで
ゴンニはゴーゴーを振り込む。
 
これからは、
「てんばっているのは、ひとりじゃないよ」
で、一呼吸して、ツモ牌をかくにんしてから
発声しよう、とはんせいしました。
おわり

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いけないワンチャンス

ワンチャンあるで?


ワンチャンあるかも?


ワンチャンあるかな?


世の中のワンチャンあるかな?


は、まったくノーチャンスであることが


ほとんどなのだけれど、


麻雀におけるワンチャンスは


めちゃくちゃきけん。


ワンチャンス。


その背景によって意味がかわる。


例えば、ダブリーがブッ刺さったとして


打ち出せる牌に根拠がないなら、


ワンチャンスに頼ることも悪くはない。


けれど、打牌が重なり、卓上に景色が


生まれたならば、もうワンチャンスは


考えないほうがよい。


そのワンチャンスの牌を


もし持たれていたなら、


「振り込まない為にワンチャンス


をたより、逆にチョー危険牌を切る」


というよくわかんないことになる。


ワンチャンスは、特定の牌が4枚みえる


ことで、その牌を跨いだ両面待ちへの


振り込みの可能性が少ない、という


ただそれだけのこと。


単騎やシャボ、カンチャンへの振り込み


の可能性はまだ残るわけだから。


考えなければならないことは、


相手の手牌の構成だ。


どの色をどの形で持っているのか?


誰がどのように、ターツを組んでいるか?


つねにそれを考えながら打つ。


それを延々と繰り返すことで


見えてくる景色がある。


終盤に手出しされた周辺の牌は


ワンチャンスで合っても危険。


打牌選択には必ずその理由がある。


最終手出しが6ソウだったとしたなら


テンパイまでのターツ構成に


6ソウは最重要な牌だった可能性が高い、


ということ。


667?


いずれにしても、その6ソウは


途轍もなく大きな意味を持っている


その可能性が高い。


ワンチャンスは使えない。


けれど、相手の手牌推察が届けば


「ノーチャンス」にたどり着くことができる。


場に6ソウが3枚みえていて、


他家が5ソウを手出し。


そこにソーズのターツが存在している


とすれば、そこに4枚目の6ソウが


いる可能性は高い。


すると、7ソウ8ソウは両面ターツには


振り込む可能性がない牌、ということになる。


全体的な場面の掌握の入り口は


相手への小さな推察の積み重ねだ。






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