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リーチ宣言牌の跨ぎ

リーチ!
親の手の内から三ワンが打たれる。
なぜか私の手牌は短い。
7枚しかない。
ドラの北は枯れている。
発発発24⑧⑨ ポン999ポン111
ホンイツにいくつもりでなおかつ
トイトイも睨んでいた
私はこんな7枚。
一ワンを掴む。
こ、これは切れない。
⑧を切る。
安全なピンズのうえを外す。
場に三ワンが続けて2枚に打たれる。
親が二ワンをツモ切り。
私、二ワンツモ、打⑨
手牌
発発発一二24 ポン999ポン111
場にさらに二ワンが一枚とぶ。
5ソウが通る。
ツモ一ワン
おりたくないし
トイトイにしたいので打2ソウ。
マンズのしためちゃくちゃヤバそう。
発発発一一二4 ポン999ポン111
場をカウントする。
二ワンも三ワンも三枚づつ。
おりているであろう他家から
二ワン三ワンが打ち出されないということは、
他家は手の内に二ワン三ワンを
持っていない可能性が高い。
どこにあるのか?
親?
二ワンと三ワンがあと一枚づつ、どこよ?
さらに一ワンをツモる。
基本ノータイム打牌が信条の私は
発発発一一一二4 ポン999ポン111
この形から、4ソウを切っていいかどうか、
の判断が瞬間つかず、
保留のアンコウの発を切り出す。
逡巡は、大損。
どんな牌でも同じリズムで切り出すことが
できるようになりたい。
いや、マンズと読み抜くからには
ソーズ押さえるのおかしくね?
そう思い直して下家の合わせた発をポン。
打4ソウ
一一一二 ポン発発発ポン999ポン111
勝負だあ!
親リーチの待ちは一四ワン。
間違い無し!
自分の読みと心中だ!

流局した。
親のリーチは、ペン7ソウ待ちだった。
まったく違うでやんの。
一ミリもカスってない件。

麻雀は、相手の待ちを読み競うゲームではない。
でも、読んでギリギリまで攻めることは
生きてる感じがして楽しい。
昨年の反省から、今年は、押しまくるつもりだ。






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終電がなくなり。

何年も昔の話。


終電がなくなり、始発まで5時間。
たった5時間のために
宿を探すことは、お金と時間が
もったいなさすぎる。
ネットカフェもワンチャンあるけれど、
うっかり寝過ごしちゃうリスクがあり怖い。
どうせなら、と
朝までの時間を潰すために
タウンページをめくり、雀荘を探す。
チェーン店ぼい店名をみつけ
雀荘へ足が向かう。

魔界都市を思わせる不気味なエレベーターに

体をネジ込み3階へ。

重いバイオハザードにでてくるような

腐食したドアを体重をあずけ開き

その煙草の煙で薄暗い店内へ。

いらっしゃいませ、の言葉もない。

2卓が稼働。

そのうちの1卓は

常連様が、あーでもない、こーでもない

と講釈をたれている。

「ああ、あの卓には入りたくはないわ」

そう思う私。

ルール説明を受けているうちに、

卓が割れてしまい、

私は本当に運悪くその

常連様のいる卓に案内される。

東一局、その常連様が

後ろ見をしているメンバーと相談している。

「こういう仕掛けには、これは通る」

そう言いながら常連様の切り出した

三ワンが私の発チャンタ三色にささる。

「ロン!さんぜんきゅうひゃく!」

申告する私に

常連様は、一瞥もなく

「ザンクか」

と吐き捨てる。

点棒がたくさんとんできた。

千点棒3本。

五百点棒1本。

百点棒4本。

計8本。

わたしの麻雀の牌の切り出しが

おかしいから、振り込んだ的な話を

後ろのメンバーにしている。

そのあとも、

「昨日は全局連帯だった。」

とか、

「役満を一点読みした。」

とか、そんな話をメンバーとずっとしている。

他の二人の同卓者も常連様の子分らしく

常連ズといった感じ。

「これは切れない」といい

テンパイをしていたり、

「勝負」といって、ベタオリしたり

けちくさい三味線にも余念がない。 

常連様は、調子が悪かったらしく

朝まで4連続ラス。

私は運が良く4連続トップ。

その半荘4回の間、

ずっとその常連のマナ悪に耐え続けた。

耐え続け正着を打ち続けた。 

私が和了すればするほど

常連様の態度はけわしくなる。

「二度と来ないわ、

こんなくそみたいな店。」

と心のなかで叫び、

あーあ、不愉快な麻雀だったな、と

厚くなった財布の中身で、

ラーメンをすすった。

ついていて、負けなかったからまだよい。

これで、負けてたら目も当てられない。

まあ、勝ってたから始発まで

ラス半コールできなかった、ということも

理由としてはあるのだけれど。

悪いのは、脳の足りない常連様ではない。

それを注意できないそのお店だ。

客は、「店を信頼して」

店に足を運び、対価として時間とお金を使う。

「この店なら、よい麻雀が打てる」

と信じてそのドアをノックしている。

新規の客を大事にしない店に未来はない。

店が新規の客を大切にしていれば

店のことを思う真の常連であるなら、

その常連も新規の客を大事にする。

私は二度とこの店にいかないばかりか

私のような思いをする人間が続かないように

この店がどれだけひどいか、を

世の中にあまねく伝承し続ける。

常連も客のひとりに過ぎない。

おもいあがるべきではない。

店に毎日のように足を運んでいると

なんだか親しみがわきすぎで

店との境界線があやふやになる、

なんてことは、よくある話だ。

けれど、そんなことは、

新規のお客様にはカンケーのないこと。

少し考えりゃわかるだろ。

「常連が店を潰す」

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親の現物と小三元

数少ない打数のなかで、
やはり、大三元が和了したい。
小三元でもおけ。
三元牌を大事に。
一二三七八九89中白白 ポン発発発
巡目も浅いし、ここから
8ソウを切ったなら、
一二三七八九9中白白 ポン発発発
親から、七ワン切りのリーチが
ぶっ刺さった。
七ワンをチー
打9ソウ
一二三七中白白 チー七八九 ポン発発発
すぐさま白が打たれてポン
一二三七中 
ポン白白白 チー七八九 ポン発発発
どうしよ?中単騎、ツモりにいっちゃう?
3000 6000[?]?
七ワン単騎にして、親リーチの現物で受ける?
今年は、とにかく天空を目指して
ギリギリまで押しまくる。
中単騎じゃあ!
親が七をツモ切り。
おれも七ワンをツモ切り。
七ワン何枚あるんだよ!
中をツモれば、問題ない、と
ツモ切った3ソウが親リーチにささる。
そのあとまるで、
憑物が取れたように
親番のひとが70000点まで吹き上がる。
むう。
中単騎ハネマンを考えないなら
親リーチ宣言牌をチーしたりはしないし
一二三七八九89白白 ポン発発発
このテンパイにとるから。
でも、七ワン固まり過ぎでしょ?
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ぼくの四暗刻

麻雀を覚えて、その打数にあわせて
役満の頻度は増えてゆく。
「なんでもポンチーしてしまう」
自分は、なかなか四暗刻を和了できなかった。
四暗刻よりも先に四槓子を和了したくらい。
四暗刻を和了できたのは、
麻雀を覚えて10年くらい経てから。
「仕掛けないほうがいいかも」
という思考を覚えたあとのことだ。
「和了の質を考える」そのことを
教わってからのこと。
麻雀を覚えたあと、
打ちたい気持ちをおさえきれずにフリーに
行きまくっていたけれど、
三色やチャンタや七対子を知らず、
リーチとタンヤオと赤だけで
戦っていた。
面前でリーチを打つケースは
仕掛けることができなかった時だけだ。
30年近く麻雀を打ってやはり
「仕掛けないほうがいいかも」
という状況はレアケースだ。
今回も、ドラが白だったので
仕掛ける気持ち満載。
けれど、仕掛ける前に形が変化し過ぎて
対々和に組み上げる。
伍伍①①①⑥⑥⑥68白白白
ここからの6ソウ引きで
一枚もいなそうな四暗刻テンパイ。
フリテンでもマンズ両面待ち
もしくは、ソーズ両面待ちにすべき?
悩みながらも
ひょっこりツモれるかも、
と思っていたら、伍ワンをツモった。
ひょっこりツモれるから、麻雀はこわいす。

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赤うーわんの魔力

忘年会も自粛。
色々なものを自粛。
大切なことは、自粛することではなくて、
どのように自粛するか、ってこと。
形よりも内容だ。
黙々とカレーを食べる。
黙って食べる。
静かなCoCo壱会食。
相も変わらず、グンバツに美味しい
CoCo壱のカレー。
たくさんトッピングをしたので
そのカレーのお皿はラピュタみたいな景色。
値段もたぶん天空に届いてる。知らんけど。
食べ終わり、誰かがふとつぶやく。
「麻雀打ちたいね」
そう、ほんの少しでいいから
牌を握りたい。
半荘一回とかでも、おけおけ。
ダメ元でシミケンにライン。
二時間打てることになった。
「はやりのルールにしよう」
ということで、Mリーグのルールで対局。
東3局、西家。
開局刹那、北と中の8000に
サンシャンテンから飛び込んで
持ち点は、16000くらい。
ここは、大きく和了したいところ。
二二四六①②③⑥⑥⑦⑦⑧⑧
ドラ⑥のテンパイが入る。
てがわりの牌は、
④二三六七八
ダマテンでさらによい形を目指したい。
この手役の成長を止めるリーチはだめ。
だけど、
「もしかして、リーチで赤うーわん
一発でつもるんじゃね?」
とか
「ダマテンで黒うーわんでたら、
寒くね?」
とか、そんなことが頭のなかをよぎる。
赤うーわんをつもれる予感しかしないのだ。
「リーチ!」
けつだんのリーチ。
リーチをかけた刹那
やっちまった感に包まれる。
リーチ後一発目のツモ牌は
二ワン。
そして、三ワン。
二二二四①②③⑥⑥⑦⑦⑧⑧ツモ三
で、和了できてた。
そのあと、六七八④
うーわん以外のすべてのてがわりの牌を
ツモってきました。ええ。
前にも似たようなことあったなあ、
と反省しながら、
赤に期待する麻雀は良くないな、と
改めて再確認。
二時間での2回の半荘でフルボッコにされ
よく考えたら、赤に期待してるじゃなくて
赤を言い訳にしてることに気づいた。
赤牌は、三色とか一通や本ドラのように
「見落としてはいけないもの」で
「狙うものではない」ってこと。
寒空のなか、カレーでたぷたぷな
おなかと、対局の反省を抱え帰路につく。
冷たい風が逆に心地よい。
「やっぱ、麻雀おもしろいな」
あらためて、そう思った。

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