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シミケンとアンコースー [雑記]



台風がくる。


九州で生まれ育ったわたしにしてみれば、


台風はさほど特別なものではなかったのだけれど


最近の台風はちょっと違う。


かなり大暴れしてくれる。


昔は「台風来るから、みんなで麻雀」


(台風が来るから、おそとには遊びに行けないよね、だから麻雀)


ではなくって


「台風来るから麻雀打てない」


(台風来てるのに麻雀やってる場合じゃないよね?)


になってしまってる。


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参加者の希望から、一発裏なしでの対局。


偶発性が少ないので、手組が高得点にはなかなか結び付かず


テンパイ料がチョー大事なルールとなる。


また、めちゃめちゃさばかれるので


面前でのみ価値の高い手組の使い方が難しい。


ピンフやイーペーコー。


7700点もあれば、それはチョー勝負手だ。

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コーヒーにミルクを2杯。


対局の観戦は楽しい。


オーラス。


親番のシミケンは50000点オーバーのうはうは。


ドラの白トイツ。


西がアンコウになったので、


2ソウをポン


2236南南西西西北北白白


打3ソウ


6南南西西西北北白白  ポン222


これは和了したいのなら、仕掛けないほうがよい。


南も北も白もでてくるような対局ではない。


でも、和了しなくてもよい、トップ目なら


仕掛けてけん制もいいさくせん。


とか、思っていたなら、


北家が南を切った。


!!


シミケンがポン!



西西西北北白白   ポン南南南 ポン222


高めドラ白24000点のテンパイ。


牌山に白や北が寝ている可能性もまだある。


北家の手牌。


七七八八八⑥⑥555666


「そりゃそうだよね」


チョー危険な南をたたききる、理由。


つもりアンコースー。


これは、和了できそう。


海底ちかく、今度は南家が


場に1枚切れの発をきる。


!!


まあ、比較的安全な牌だけれど


終盤近くにその牌はきつい。


捨て牌をみると染め手だ。


字牌はほとんどみえているから・・・


北家、ツモれば逆転のアンコースー。


掴んだ牌は③.ツモ切ると ロン!の声がかかる。


南家の手牌が倒れる。


①②③④⑤⑦⑦⑦⑦⑧⑧⑨⑨


高めトリプルの手組だ。


例えば、もし親番のシミケンが


西西西北北白白   ポン南南南 ポン222


ここに⑥を引いてきたとして、


⑥を切らずに、テンパイを壊すことができるだろうか?


⑥を切っていたなら、


①②③④⑤⑦⑦⑦⑦⑧⑧⑨⑨


トリプル直撃でトップをまくられてしまう。


⑥は北家のツモリアンコースーとダブロンだけれど、


アタマハネルールなので。


南や発で、押し返されていることを考えると


⑥をつかんだなら、ピンズをつかんだなら、


冷静に西のアンコウを外すべきなのかもしれない。


一発と裏がなくても、


24000や32000は組めるんだよな、と


あらためて麻雀の怖さを


後ろの席で観戦しながら、思い知りました。


場が和了させに来ている。


止められない牌を、止められない立場のひとに


掴ませてるわけだから。


(そんなオカルトありえません)


①②③④⑤⑦⑦⑦⑦⑧⑧⑨⑨


しかし、圧倒的にトイツ場だった。


最後もタテに重なる③での和了だし・・


いやー。ホントウに麻雀は面白いなあ。




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草だんごと清一色 [雑記]


片道5時間をかけて、3年ぶりへのつかさ会の参加してくれた青年。


そのことが嬉しくて、


「ずっと麻雀を打っていたい」気持ちになる。


顔ぶれも随分変わったけれど、


来るもの拒まず、去る者追わず。


人が人生のなかで、麻雀に夢中になれる時間なんて


本当にほんの少ししかない。


麻雀のために他のことを疎かにしてはいけない。


だけど、その長い人生のなかで、


ほんの少しでも、麻雀の思い出す時間を持つことができたなら、


その大切な時間を同卓できたなら、それが一番幸せなのだ、と思う。


いつもいつも、麻雀を打っていることにばかり、価値があるわければない。


どういう気持ちで、どういう麻雀を打てるか、が大切なのだ、と思う。


例えば、現在は麻雀から離れていても、


その人が、麻雀に対してどういう気持ちでいるか、が大切なのだ、と。



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お土産の草だんごさんを、いただいて、


ひたすら観戦をする。


買ってきていただいたサンドイッチを食べて、


おなかいっぱいになったところで、メンバーさんが


カレーを買ってきてくださる、という。


さらにココイチのウインナーカレーを食べて観戦をする。


ブリリアントな昼さがり。


楽しそうに打っている景色の中で、


「ああ、このまま召されるなら、それもそんなに悪くないかな。」


とまで思ってしまった。


シミケンさんが⑥⑨待ちで、即リーチを打つ。


「これじゃないぜ!」


ツモ切りしたシミケンの2ソウに声がかかる。



1223445566789


めんちん


いっつー


いーぺー


・・・・・・・・・・・


河には4ソウが切れていて


12234445566789


ここからの4ソウ切り、とのこと。


「2ソウ切りでもいいかも?」


意見が飛び交う。


1234445566789


ぼんやり考える。


それでも、あんまりいい待ちじゃないな。



2ソウ切っておいて、


39ソウ引きの変化、位かなあ。?


1233445566789


1234455667899


なんか、緑色ばっかりで気持ちいいなあ。


草原みたい。薫風が吹きすさびそうだ。(?)


草だんごの香りとソーズの清一色。


清一色はマンズが一番美しいと思うのだけれど


ソーズも悪くない。


むう。


詩人ぶって観戦を続けていたけれど


気が付けばまどろみ、とてつもなく眠くなってきた野江


卓を離れ夢の世界へ旅立ってしまった。


img_2.jpg




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全自動配牌とダブルリーチ [雑記]



ういーん がしゃん


しゃきーん!


手牌13枚が飛び出してくる。


早くて局を回すのには最適。


でも、


麻雀の配牌は、やはり


サイコロをふって


4枚づつ、取って


わくわくして牌を並べたい。


先日、半荘8回の中で


親番で、配牌時にてんぱっていたケースが3回もあった。


ひとつは、チートイで、8ソウ待ち。


もうひとつは、カン七ワン。


そして、25ソウのピンフテンパイ。


いずれも天和の大チャンスなのだけれど


自動配牌だと、気持ちが焦る。


とにかく理牌をして


早く切りださなければ、と気持ちが焦って


そういう天和なんてドキドキを感じるイトマもない。


配牌を取るときにのワクワク。


時間効率のために、このワクワクを失うことは


如何なものかな、と思ってしまう。


それに、気のせいかも知れないけれど


全自動配牌だと、攪拌が不十分なような気がしてならない。


しっかり機械が攪拌してくれた後の


運命の13枚なのかも知れないのだけれど


不思議とそのようには思えない。


25ソウ待ちのピンフテンパイについては


ダブルリーチで一発ツモ和了だった。



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最強手役 七対子 [雑記]


まだまだチャンスはたくさんある。


東3局 


南家


親番は2回も残っているし。



親番のめがねのひとが


少し止まりながら、⑨を手出し。


そのあと④ピンをアンカン。


4枚集まってきたなら、カンをして差し上げなさい!


というふうに私も習っていたから、このアンカンは「あり」だと思う。


親だし、リーチ打てるし。


新しく生まれたドラ表示牌は③.


④がモロノリ。


ドラ4のチート手役が完成。


そのままリーチを打ちこんできた。


リーチドラフォー。


12000確定の「振り込みたくないリーチ」。


そのリーチを受けた南家さんの14枚。


六六七八八⑥⑦⑧334577


安全牌はゼロ。


ここから、どうするか?


ここで3ソウを1枚だけ押す、との意見があった。


これはいかがなものだろうか?


安全牌がないから押す。


無スジの牌が8本残っているとしたなら、


8分の1の勝負だ。


次の巡目にまた、無スジの牌をつかんだ、とする。


今度は、7分の1の勝負だ。


8分の1の勝負はするけど、7分の1の勝負はしない、


というのはなんだかおかしい気がする。


押すなら全部押せばいいような気がする。


3ソウを押すのであれば、1巡めぐって


手の内に新しい安全牌が生まれたとしても


やはり、和了にむけて手を組むほうが強い、と思うのだが・・


ダマにするのは、より良い和了形を未来に求めるため。


3ソウを一枚押したあとマンズの上が安くなったり


そういう変化だってあるかもしれない。


麻雀はたった1巡でその世界の姿が変わるから


1巡の押しには、意味がある。



六六七八八⑥⑦⑧34577


に五を引いて



五六六七八⑥⑦⑧34577


こんな変化や


六を引き


六六六七八⑥⑦⑧34577


さらに6ソウあたりをひいて


六六六七八⑥⑦⑧34567


こんな変化だってあるかもしれない。


六六七八八⑥⑦⑧334577


自分ならどうするか?


親リーチに対して、安全牌がないのだけれど


⑨手出しと、④のアンカンで


安全そうな牌はある。⑥だ。


⑦も行けそう。


⑧は、親の手牌のなかで⑦⑨→⑥⑦の変化があるから


危険といえば危険。


六六七八八⑥⑦⑧334577


とにかくここから、⑥を切って


六六七八八⑦⑧334577


チートイツに向かう。


チートイに向かいながら


安全そうな牌を押してゆくのだ。


もちろんイーシャンテンをリャンシャンテンに


戻すわけだから、和了が難しくなるのはしょうがない。


だけど、巡目を重ねることに


チートイを組むための情報は増えてゆき


安全そうな牌も増えてゆく。




全ての牌の色や数を等しい価値に変えてしまうチートイツ。


やはり受けの手組として、これより優れた手役はないだろう、と思うのだ。


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それを勇気と呼ばないで [雑記]

参加希望の声を訊ねる。


打ちたい人と、打ちたいルールで打つ。


打ちたい人、なので温度が高くダラダラしなくてよい。


せっかくの対局だから、と、いう気持ちが起こる。


「打ちたいですね」


の激アツのラインをいただいたので、


あらかじめうかがっていた


会員スケジュールを併せて、急遽卓を立てる。


ルールや目的に合わせての運営は


積極性さえあれば、さほど大変ではない。


連日開催になろうと、そんなことは些細なこと。


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その日は、夕方4時30分からの開催。


見学希望の新規の方が参加。


卓入りもしてくださったので、


後ろから観戦をさせていただく機会を得た。


麻雀が好きで仕方がないオーラが、卓を支配する。


同卓者の打牌の音も、意識の有るものに変わってゆく。


自分がどうしたい、よりも、「4人で打っている麻雀」を


みなが測らずも意識しているのだな、と感じた。


終局後の手牌開示と、考察を挟みながら対局はすすむ。



東3局 


南家


親番のめがねのひとが


少し止まりながら、⑨を手出し。


そのあと④ピンをアンカン。


新しく生まれたドラ表示牌は③.


④がモロノリ。


ドラ4のチート手役が完成。


そのままリーチを打ちこんできた。


リーチドラフォー。


12000確定の「振り込みたくないリーチ」だ。


そのリーチを受けた南家さんの14枚。


六六七八八⑥⑦⑧334577


安全牌はゼロ。


南家さんはここから、ピンズのターツをはずしてゆき


親リーチのカン⑧ピンにつかまった。


局後の考察。意見を交換する。


六六七八八⑥⑦⑧334577


親リーチに対して、安全牌がないのであれば、


せっかくテンパイをしているのだから3ソウを押すべき、との意見。


そうすれば、次巡ももう1枚「もっと危険な牌を掴んだときに」


3ソウを打って凌ぐことが出来る、と。


その時は、ふんふんなるほど、と思い首肯したけれど


帰宅後なんだか、とてつもない違和感に包まれた。


以下私見です。


麻雀の捉え方はひとそれぞれで、


「点」での優位な選択の積み重ねに価値を求める思考もあれば、


私のように、局面における思考を


矛盾なく「線」で繋げることに価値を求める思考もある。


だから、私見です。


テンパイだから押す。


という強い理由のある意見と、


3ソウを押せば、次巡3ソウを押せる


守備の牌の確保ができる、


という明解な意見。


どちらも、単体では正しいけれど


繋げるとなんだか一貫性を感じない。


テンパイをしているので、テンパイを理由に


危険牌である3ソウだけは押す。


危険牌の優劣の判断がつかないのに、


テンパイをしていることを理由に、3ソウだけは押す。


これはなんとなく中途半端だと思うのだ。


完全な安全牌が手の内にないことを理由に押すって


完全な親への受け牌を手の内に準備できていないことが


押す理由になるなんて、なんか違和感。


3ソウを押すなら、全て押すべきだと思う。


親リーチを恐れない、という覚悟があるなら、


親リーチに対してその怖さを知りながら、


その破壊力を認めながら、


それでもなおかつ立ち向かう、というのであれば


それは、勇気のある戦いだ、と思う。


なら、歯を食いしばって押すべき。


六六七八八⑥⑦⑧334577


このテンパイと心中できる思いがあるならば。


この局面を預かる南家さんは


親リーチに振り込まないこと、を目的として


ピンズに手をかけた。これは繋がっている。


親リーチには振り込みたくないけれど


テンパイをしているから、3ソウは押しちゃう、


でも次巡もっと危険な牌を掴んでしまったなら


その時はテンパイを壊して3ソウをならべるよ。


・・・・


この3ソウの押しは勇気ではなくて、理屈。


都合のよい解釈がはいっている、と思う。


(もっとも麻雀は自分の都合のよいことを


脳内であれやこれや模索することが多いゲームだし


麻雀に勇気とかそういう成分が関与する余地のない


数字の世界だ、というご意見もございますでしょうが・・)


なら、自分ならどうするか?


深呼吸をして、自分をその立場に置き換える。


こういうときに3ソウを「テンパイを理由に切り飛ばさない」。


切り飛ばせない、と思う。


私なら・・・


自分が特別な打牌をしているわけではなく


①親リーには振り込まない。


②でも、ベタオリはしない。


であれば、打つ牌は1枚しかない。


六六七八八⑥⑦⑧334577


ここから安全度の高い牌を探して


「反撃ののろし」を上げるためには、


多少苦しい思いもしなければならない。


けれど、親番のアンカンドラフォーを含めた


「親のよって作られた局面」を最大に活用するには


この打牌しかない、と思うのだ。




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posted by ゆうゆう at nice!(1)  コメント(0) 

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