ひろしまのさんま [雑記]
ドアが開いて、青年が入店。
あなたを入れて3人しかいない、という話をする。
「じゃあ、三人で打ちますか?」
と、青年は答える。
広島出身の彼にならって、マンズの2から8を抜く。
「あ、五ワンは残しておいてください」
どうやら彼の故郷では
北をドラとして抜くのではなく、
五ワンを4枚いれて、花牌(懸賞牌)として扱う、
というのだ。
打っていて花牌をツモってきたなら、
横に出して嶺上牌から1枚もってきて、
その花牌はドラ扱い、となる。
全自動卓を、当該ルールに対応できるように設定。
「あそびのサンマだから、レートは安くしよう。」
「1000点、30円くらいなら、痛みもないよね。」
音速のスピードで局がまわる。
35000点も持っている対局なのに
最初の半荘で国士をくらう。
アンコースーをツモられる。
「お、こんなん出るんや!?
リーチ一発 ドラドラドラドラ裏裏赤赤白ドラ 花花花
あっと、これは、数え?のチップ10枚?」
カン2ソウで、48000とかくらう。
ほんの1時間足らずで、8000円くらいなくなった。
(チップは1枚100円。赤と白ドラと裏につきます。)
こ、こえ~。
我慢してても、どんどんツモられて点棒なくなるし、
ちょっと頑張って押すと、吹っ飛ぶし・・・
他家の和了牌を掴み始めると
掴み続けて振り込み続けることになるのだ。
理不尽。
通常の麻雀の3倍、
いや5倍以上のスピードで(個人的な体感スピード)
お金がなくなってゆく悪魔のゲーム。
それがサンマなのだ。
「サンマは地獄」
それが私のサンマに対するイメージだ。